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アドバイザー

根本 敬名誉教授

上智大学総合グローバル学部名誉教授・専門:ビルマ近現代史

IDFCへのメッセージ

ミャンマーではクーデターから満5年が過ぎ、形骸化した総選挙を経て、名前だけ軍政から「民政」に変わりました。自国の軍隊による空爆や抑圧によって犠牲者や避難民が増え続けているにもかかわらず、国際社会のミャンマーに対する関心は衰える一方です。

しかし、そのなかにあってIDFCは様々な工夫を凝らしながら、ミャンマー人大学生との交流を続け、日本に住むミャンマー人への支援にも関わり、学生団体として有意義な活動を展開してきました。IDFC 2017の頃からアドヴァイザーとして関わって来た私は、ミャンマーの人々や文化に対して熱い関心を抱く各年度のIDFCメンバーが、毎年地道に活動をおこなってきたことを高く評価します。IDFCが続けてきたミャンマーの大学生との交流は、先方のメンバーのみならず、日本側のIDFCメンバーの未来にも生かされることでしょう。

良い方向への変化がほとんど期待できそうにないミャンマーですが、メンバーの皆さんは引き続きこの国と関わる熱意を維持し、各人が出会うミャンマー人学生や青年との交流、そして相互の学び合いを、いっそう実りあるものにしてください。今後も応援します!

これまでのメッセージ

大学時代の交流こそ、生きる方向性を与えてくれる

根本 敬

 

上智大学総合グローバル学部名誉教授・専門:ビルマ近現代史

  ここ数年、ミャンマー(ビルマ)への日本人の関心が強まっています。とはいえ、多くの場合、それは利益志向の「ビジネス」や、その場を楽しむだけの「観光」の範囲におさまっています。大学生の皆さんは、まだ社会に出る前の恵まれた時間を自由に使うことができる存在です。会社や役所などの都合に左右されることなく、ものごとをフリーハンドで考え、「問いかけ」を発し、他者との利害関係抜きの交流を通して、自分の生き方や、他者と共有できる大切な価値を見つけるための「とき」が与えられています。この有意義な「とき」の使い方を誤ってはなりません。また無駄にしてはいけません。ミャンマーへ関心があるのなら、まずは読書を通じてこの国の文化と歴史、抱えている課題を学び、さらにミャンマーの人々と直接に交流しましょう。IDFCは日本とミャンマーの大学生が一緒になってつくりあげる貴重な交わりの「場」です。IDFCのプロジェクトへの参加を通じて、社会人になってからでは体験することが難しい利害関係なしの「対等な関係」をつくりあげてください。それは間違いなく、皆さんに生きる方向性を与えてくれ、また皆さんの生きる力を深めることにもつながるはずです。